☆☆☆

すりく


 戦後間もないころはヒロポンなど簡単に手に入ったらしい。服の上から注射が打てたなどと大袈裟に言う先輩もいた。松本英彦さんは一緒に演奏しているころ、僕が東中野に住んでいると聞き、「あの、あそこの病院はまだあるか」などと仰る。「いやあ、むかしあそこらに住んでいたことがあってさ、疲れが残るとその病院に行って、注射打ってもらってたんだよ、元気の出るヤツ。キレイな女医さんでさ」  
 危ない話だけど、当時は合法だったんだから問題はない。ドイツはアンフェタミンで、日本はヒロポンを兵隊に使っていたという。二つの違いはよく知らないが、ま、いわゆる覚醒系。

 
 で、また芸人の一人がどじを踏んでパクられたらしい。ま、そりゃ、法を破ったんだから責められても仕方ないが、テレビでは人でも殺めたように責め立てる。あたしの個人的見解では、そんなもなあ自己責任であって、ワーワー騒いで何ら解決するわけじゃない。それが証拠に、たしか昨年週刊誌にすっぱ抜かれたはずなのに、自重することもなく引っ立てられたわけだから。

 その昔のジャズメンにはヘロインだった。ビル・エヴァンスもチェット・ベイカーも死ぬまで薬はやめられなかった。経済的な問題をクリアすれば、上手に付きあっていくことも可能らしきことが分かる。いやいや、そんなことを言ってはいけない。当局の立場というものがある。  
 しかし、この人は才能のある人だと思う。ある女性歌手のコンサートで彼の曲を歌うコーナーがあって、曲はもちろんその歌詞に感心したことがある。女性心を歌ったものだったが、男が書いた詞とは思えない細やかさだった。ま、未だに否認しているらしいから、完全カムバックまでには相当な時間が必要だと思われる。

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