☆☆☆

それっ、曲がれ


 先日の幼児が犠牲になった事故を受けて、全国各地の無茶な運転の実体が次々に報告されている。最初に聞いたのは「松本走り」というもので、これは直進車を無視するような無理な右折、左折の車にかぶせる強引な右折などだ。「名古屋走り」は左折車に先行して右折する乱暴な運転。対向車が直進するより先に右折する「茨城ダッシュ」、「伊予の早曲がり」も同じような走行で、ウインカーを出すことなく曲がる「播磨道交法」と続く。ま、どれも似たようなもの。だいたい見かけたことのある走り方で、特に珍しいものでもないが、そのような呼び名が付いたものが日本中にあるというところがお笑いなのだ。むかし、仕事でよく大阪に行った。大阪の町の交通事情も凄まじいものがあって驚いたのだが、それは合流地点でのことだ。合流したい車とそれを阻止する車の攻防が恐ろしいことになっていて、双方が譲らず、車間が数センチまでしのぎを削るのだ。どちらかが折れるしかないのだけど、そこまで意地を張るのはどちらも相当疲れるはずだと呆れたり感心したり。乗ったタクシーの運転手さんは「いつものことですわ」と仰っていた。やはり大阪で深夜に乗ったタクシーが、大きな交差点で右折した際に、運転手が大きな溜め息と共に漏らしたのは「あいつ、右折車を見てアクセル踏みよった」という言葉だった。直進車が来ているのは見えていたけど、急にスピードを上げたらしい。それでタクシーもあわてて右折したという。俗にヤンキーと呼ばれる兄ちゃんたちがいて、迷惑暴走は彼らのおはこでもあるが、松本走りにしても名古屋走りにしても彼らが一手に引き受けているわけでもない。結局のところ、ハンドルを握ると意気がって豹変する人が多いわけだ。今日はどういうわけか警察官の姿を多く見かけた。大きな交差点で4人もいたところもあったし、かなりの数のお巡りさんが動員されていたようだった。そうなると、車の動きは借りてきた猫より一層大人しく、誰もが良い子の運転になってしまう。ま、上からの指示で取りあえずやっていたのだろうけど、ほとんど意味がない。どうせやるなら少し考えるべきだ。覆面パトというものが存在するなら覆面警官がいてもおかしくない。買い物カゴ下げた普通のおばさんが実は婦警とか、風采の上がらないオヤジが実は交通機動隊とか、そんな人たちを立たせるべきだ。そうすれば実体が把握できようというもの。どこからどう見ても紛れもない警察官じゃ能がない。制服組は物陰に隠れて検挙するときに出てくればいいのだ。そりゃ、ま、睨みを利かせることで少々の効果はあるだろうけど、どうせやるならドッキリ的なパフォーマンスの方がおもしろい。

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