☆☆☆

めまい

 

 バス停の前がなんとなく慌ただしい。近づくと年配のご婦人がしゃがみ込んでいて、心配そうに覗き込む二人のうち、男性はどうやらバスの運転手らしい。降りてすぐ倒れてしまったのか、成り行きを見守る乗客を乗せたバスは停車したまま。もう一方のご婦人が「わたしが見ていますから」などと仰っていて、バスの運転手は「では、お願いできますか」などと応じている。救急車待ちらしい。明日からぐっと気温は下がると聞いたが、今日はまだまだ暑かった。通り過ぎてもう一度振り返ると、先ほどまではしゃがみ込んでいる状態だった女性は仰向けに倒れてしまっていた。  
 ずいぶん前に品川で羽田方面電車に乗り換えたときのことだ。電車が入ってくるアナウンスに被せるように、横でドサッという音がした。男性が倒れていた。横にいた人が驚いて「あなた、大丈夫ですか。もしもーし」などと叫んでいる。倒れた人が痙攣し始めて異常事態になった時に電車がスルスルと入ってきた。この電車を逃すと飛行機に間に合わなくなる。一瞬パニクりつつ仕方なく電車に乗った。  

 ある年齢に達すると、そのような危険性が高まることは分かっているつもりだが、発作などというものはいつ起きるかは予想も付かず、近ごろ眩暈などを初めて体験したものとしては何かと心配は多い。  
 ま、他人事ではありましょうが、歳と共にこのような病の話が増えることは仕方なく申しわけなし。

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