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楽譜とCDと



 さて、PCの打ち込みで音楽を作るときは音源が充実していた方が何かと好ましい。それで次々とキーボードや音源モジュールが増えていくわけだが、昔使っていたサンプラーを再度立ち上げた話は書いたばかりだ。古いSCSIの機器を入手して準備は万端のはずだった。しかし、この外部ディスクを操作するマニュアルが見当たらない。操作方法をまったく覚えていないから困ったことになった。音出しは出来たが、立ち上げる度にフロッピーから音源を供給するのでは手間がかかり過ぎる。そうなのだ、この時代の機器はフロッピーが大活躍だったのだ。フロッピーから読み込んだ音源をハードディスクに移すというのが大事なところなんだが、それが覚束無いわけで意気消沈と相成った。こうなれば家捜ししてマニュアルを見つけるしかない。
 前々から整理しなきゃと思っていたから、いい機会だってなものだ。本棚には僅かな本と数多くのスコアなどの楽譜類、CDが詰め込まれている。マニュアルそのものは30ページ足らずの薄い冊子だからどこにでも紛れ込む可能性がある。で、大捜索が始まった。なかなか見つからないのは仕方ないが、懐かしい譜面などが現れてついつい見入ってしまう。その時間の方が長くなる。しかしながら譜面類のその多さに我ながら驚いてしまった。曲集に関しては日本の出版社から出ているものはほとんどなく、すべてアメリカのサイトから取り寄せたもので100冊近くある。中にはビートルズの全曲完璧スコアもあるのだ。どういう経緯で買ったかは覚えていないが1万円ほどで入手した。オーケストラスコアも同様。使う当てがあるわけでもないのに、もうこれは収集癖と言ってよい。ただ一曲だけのために買った映画音楽の曲集もある。それで探していることも忘れて曲集を検分しているようなことになった。それが一段落して思ったのは、結局のところ譜面とCDに囲まれて生活していること。例えば更に歳を食って楽器も吹けなくなり、耳も遠くなって音楽から遠ざかる日が来るとすると、楽譜もCDも処分するに違いない。そうなると何もなくなっちゃうなあというのが実感だ。結局マニュアルは見つからなかったのだけど、何もない部屋でボーッと過ごす自分の姿が見えたような気がして少々複雑な気分だけが残った。

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ensoniq asr-10r manual…?

わかんないですけど、これでしょうか?
http://www.straylightengineering.com/wp-content/uploads/2013/03/ASR-10%20SCSI%20interface.pdf

まさしく

 これです!!!
 散々ネットで探したのですが、見つけられませんでした。ありがとうございます。助かります。

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