☆☆☆

蠱惑


 記憶というものはいい加減なものだと再確認することになったのは、このポスターだ。小学生の頃に学校の近くで見かけて驚いたと最近まで思い込んでいたが、実は中学生の終わりごろの出来事だった。色気づき始めた少年にとっては衝撃的なポスターだったのだ。

 
 加賀まりこさん主演の映画で「月曜日のユカ」1964年。通っていた小学校の近くで見かけたことは確かなのだが、4、5年の時間のズレがあった。これを再び見ることなどあるまいと思っていたのだが、ネットを取り巻く環境というものは恐ろしい。情報はあらゆる形であふれていて、何でも手に入るといった具合だ。この映画は彼女のデビュー作だと思っていたらとんでもなく、11作目だった。番号の付けられた衣服を脱いでいく連続写真が衝撃的で、呆気にとられたことを覚えている。上には
可愛くて
いい味で
細く、しなやかな
音をたてる
噂の女体
昼でも 夜でも
男の天国を作る女
ユカ!!
 などと書かれていて、なんのこっちゃなんだが、決して風俗映画扱いではなかった。小悪魔とか騒がれていたのだ。少し前にこれがネット公開されていた。最後まで付き合えるほど面白いものではなかった。  
 出演は彼女が21歳の時だったことになる。いま考えれば、ずいぶんと思い切った映画に出たものだと感心する。いまだ健在でご活躍なわけだが、この映画のイメージが強過ぎて遠巻きにして見る存在でもあった。

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