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四季


 朝晩の冷え込みはまさに冬。ありがたくない。寒いったって程度ってものがあると考えるわけだ。北の方の寒さはこんなものではないだろうが、それは予め雪国などと織り込み済みの地域。 日本の良いところは豊かな四季に恵まれていることなどといい、日本にいる外国人の反発を買った。そんなもの、四季などどこの国だってあるというわけだ。第一ヴィバルディは「四季」を作曲したではないか、フォーシーズンズ・ホテルもあるじゃないかってなことだ。誰がそのような言い方をし始めたのかは知らないが、たしかに幾度となく聞いたし、それを聞くたびに苦し紛れの強がりのようにも思えた。日本の良いところ、などと言い始めて気付いた、はて何があったっけってな感じで、そうだ四季だ、それと・・・富士山だ、それと・・・・やっぱ四季だ、そうだ、それが良いところだ、よしよし。実際のところ、日本独自のものというものは案外少ない。大陸から伝来したもの、欧米から学んで発展させたもの、工業などと呼ばれるものはほとんどが頂き物であって、ある方は日本が独自に生み出したものは亀の子タワシぐらいのものだなどと言う。ま、恥ずべきことでも何でもないが、模倣国家ともいえる。  
 それで、その四季だ。海外ではどのように四季を表しているかと調べた。



 樹木によって表すイラストが多いことを除けば、たいした違いはない。




 海外では「どうして日本では自分の国だけに四季があるようなニュアンスで語られたりするのだろう」と不思議がられていたりするのだ。それは、まあ、島国でもあるし、周りがあまり見えずに四季盲のようになってしまったのかもしれない。

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ハサミは使いよう


 行き付けの床屋には一人だけ若い女性スタッフがいる。募集は続いているらしいが、なかなか新人の雇用には至らず、彼女は相変わらずハサミを振るうより洗髪顔剃りなどが主な仕事になっている。理容師は足りないそうだ。新たに免許を取得した若者が現れると取り合いに近い情況になるという。多くの若者は美容師を目指すらしい。理容師と美容師の違いは顔剃りにあって、免許取得の際に理容師には必要だが美容師には必要とされていない。そういえば、こどもの頃通学路に理容師専門学校があって、そこを度々覗き込んだりしていたのだが、泡を塗った風船で剃る練習をする光景を見て驚いたことがあった。少しでも歯が立てば風船は割れるわけだ。
 境界線は曖昧で、床屋でもパーマは扱うし、美容師が顔剃りをしないわけでもないが、理容師は髪を切ることなど容姿を整える作業とされ、美容師はパーマに代表されるように美しく整えるという区分けになっている。床屋が主におっちゃんなどを対象にしているのに比べて、美容師は一見お洒落な作業に従事するものと捉えられないこともない。理容師志望の人の多くに共通するのは実家が床屋だったというケース。件の床屋の店長もスタッフの女性もそうだったという。抵抗なくこの職業を選んだらしい。
 素人目には将来性から考えれば、独り立ちしやすい理容師の方に分があるように思えるが、まあ、無責任なことは言えない。 
 


 それで、その20代のスタッフと話をしていると驚くことが度々あるのだが、一昨日は「竹やり」の話で「そりゃあ、そうだよなあ」的に頷くことになった。かの国の漁船が次々に漂着する件から派生した話は戦時中の話に続き、米兵が上陸してきたら戦うってんで皆竹槍を持たされたという話をすると、彼女は「ええーっ」と驚いて目を丸くしたのだ。こっちにしたってリアルタイムで経験したわけでもないのだが、そのような話は飽きるほど聞かされてきたし、当たり前の話だったのだけど、今の20代の若者にとっては信じ難い話だと思われる。しかしながら、次々に漂着する漁船が、少しでも日本にダメージを与えようとする意図で動いているのだとしたら、それは戦車に竹槍で向かおうと考えた当時の日本の挙国体制と共通するかもしれないなどと考えたりする次第。

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幕切れ


 近ごろ、ますますトレーニング後の疲れが抜けにくくなってきた。とにかく出来ないことが多過ぎて、あれもこれもとやっている内に午前中の3時間などあっという間に終わる。3時間息を吹き込み続けるというのはかなりな運動量らしい。そもそも初めから出来ていなかったのか、それとも衰えたのかは分からぬままに練習を続けるわけだが、ツケが回って来たという気がしないでもない。すべては8分音符が均一にならないとかリズムが甘いとか基本的なことだし。しかしながら、そのようなことにトライしている事に若干の安心感を覚えることは確かで、こんなことを言いつつ楽器に向かい合って行くしかないということがよく分かる。
 


 一連の騒動は横綱の引退で一段落の体。暴行は後輩に対する仕付けだったとし、その場で仲直りしたなどと言明。暴行という認識はなかったという。相撲界では以前にも稽古中のしごきが行き過ぎて若い力士を死に至らしめる事件もあった。「かわいがり」とか言い、そのようなことに対する反省とか改革などというものは口先だけだったとも言える。相撲協会からして横綱の引退は「断腸の思い」などという。できることなら引退などして欲しくなかったというわけだ。それで、付け加えるように「暴力事案は看過できなかった」と仰る。少しおかしい。「このような事件になり残念だが、為したことは許されざることで当然の結果であると考える」とか言えば良かったのに、ってなものだ。これで、事件を公にした親方への風当たりが強くなったりするのではないかという向きもあるわけだが、そうなればまた批判も出るだろうし先行きは暗い。一ヶ月もしない内にこの会見のことは忘れ去られるに違いない。体育会系のこの種の事件が、まったく厄介な因習で成り立っていることは明らかなのだ。

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ボスは誰?


 相撲界は終わりかけているような気さえする。まだ暴行事件の真相がはっきりとせずニュースショーではくどいほど連日、はっきりしないことをはっきりしないままに何だかんだと騒ぎ立てる。ようするに誰も本当のことを言ってないわけだ。酔っていて分からないという問題ではなく、言えないのではないかと勘ぐりたくもなる。


 モンゴル出身力士の飲み会であれば、中心的存在だったのが白鵬であることは間違いないと思われるが、暴行のあった時に即座に止めたという話も聞かない。しばらくはやらせていたことになる。流血するまで放置していたのは妙だと思える。暴行の後、白鵬と日馬富士の2人はラーメンを食べに行ったとか、通りすがりの女性をからかったとか怪しい話が出てくる。私的な考えだが、日頃から素行が悪かったようにも思えてくる。警察に委ねているのに協会側は独自に事情聴取するというのだって変な話だ。なにしろモンゴル勢は強い。品格の何のと言ったって強いことがすべての世界。この飲み会は起きたことが口外できないような閉ざされた空間ではなかったのか。暴行を受けた側はひたすら事実を隠すことに汲々としていたらしい。しかし、親方が知るところとなり事が明るみに出てしまった。さてどういう風に誤魔化すかってなところで右往左往しているのが現状だと考えれば一連の流れに合点が行く。誰も言えないわけだから、今場所の優勝力士が口を割る可能性も真相が明らかになる可能性も低い。そうするってぇと、「膿を出す」などといっていたが、膿って君のことだったの・・・などと妄想は膨らむ。

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落書き


 いつの頃からか落書きにスプレーが使われるようになって、落書きはやたらでかくなった。昔は止むを得ず入った公衆トイレに稚拙で卑猥な落書がよくあった。相当バカなヤツ等の仕業に違いなく、誰もが眉をひそめた。



 駅のホームに面した建物に消すのが難しいと思われるスプレーの落書きがあった。梯子でも掛けて書いたのか、かなり高い位置に書かれている。新宿の歩道橋には至るところに「・・参上」と書かれていた。暴走族同士が競っているという話を聞いた事がある。
 小学生のころ、通学路にいくつもの寺があったのだが、その一つの寺の門の横の白壁に見事な落書きを発見して、僕らの間ではちょっとした騒ぎになったことがあった。それは鉛筆画だった。当時の東映時代劇の俳優がそれはそれは見事に、写真と見紛う筆致で描かれていた。一人当たり4、5センチの大きさで6、7人分がB5サイズほどの枠に収まっていた。あまりの見事さに誰も傷つけることなく、遠巻きに感心して見るというより鑑賞した。寺の人も知っていたはずだが消されることはなく、何年もそれはそこにあった。壁の庇が守っていたのか、風雨にさらされても消えることがなかった。10分やそこらで描けるものではないと思われたが、結局はその作者は分からなかった。ずいぶん後になって白壁が塗り直された際にそれは消えた。
 初めて身近で知ったアートだった。

 その鉛筆画、ペンシルアートというものをネット検索して、世界にはとんでもない人がいるものだと驚いた。ネット上から借りてきたもので、作者は分からない。


 写真をトレースしたような鉛筆画だが、大変な労力が必要なのは間違いなく、鉛筆画だと聞いて「マジかよ」ってな反応しかない。ジャック・ニコルソンも凄いけどアンジェリーナ・ジョリーだって相当なもの。ホント、驚いた。

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