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靖国の桜


 昨日、高井戸インターで一般道に降りたが、高架下の隙間から満開の桜が見えた。これは今日を逃すとまずいかもってんで、所用を済ませたら以前から気になっていた場所に向かうことを決めた。スタジオ・ミュージシャンとして多忙を極めていたころ、ちょうど今の時期に、市ケ谷と九段下の間にある一口坂のキャニオン・スタジオでの仕事が入った。その日は桜が満開で、堀を渡る際に見えたのはそこらを埋め尽くさんばかりに溢れた白い綿のような景色だった。それで、毎年その時期になると、そのスタジオでの仕事を期待していたが、こちらの期待通りにはいかず、満開には程遠かったり、葉桜になっていたりした。そんなことも忘れていたのだが、突然それを思い出したってわけだ。勝手知ったる東中野の駐車場に車を入れ、電車で市ケ谷に向かったのが昼過ぎ、夏日かというほどの暖かさで風もなく穏やかな空気。いいぞいいぞってなものだ。



 市ケ谷の駅から対岸の桜どもが見える。近寄ればこんな感じだ。線路沿いの土手を歩くのも悪くないが、外堀通り沿いに歩いて九段下方面を目指す。靖国神社、武道館方面に向かうわけだ。



 外堀通り沿いの桜は触れることが出来るほど近い。




 いくぶん花が落ちかけているが、なかなかのものだ。


 
 対岸の土手下を総武線がひっきりなしに駆け抜ける。それで、40分ほど歩いて靖国神社に到着。



 以前にも桜の時期に立ち寄ったことはあるが、境内を一周したことはなかった。思ったより広かったし、そこかしこにある建造物などに只事ではない空気も感じてしまうのだ。






 せっかく本殿まで来たのだから、お参りしないわけにはいかない。





 靖国通り側から見ると、こんな風だ。番町に向かう左の方面も道路沿いは桜、桜、桜ってなことになっている。満開のピークは過ぎていて、散った花びらが境内の池を覆い尽くしていた。



 アップで撮るとこのような感じだが、池には鯉がいて、時おり赤い巨体をゴボッ、ズボッてな音をたてて現す。息苦しいじゃねえか、ということかもしれない。



 

 境内の一角にこんな所があった。左の階段を上がると、一つの部屋が休憩所になっていた。なんだかお城のような建物だ。基本的に境内での飲食などは禁止されていて、幾つかの茶店だけで供されている。馬鹿騒ぎもなく穏やかなのは新宿御苑と同じだ。散り始めた満開の桜は、少し強い風が吹くと、そこら中が桜吹雪に包まれる。その都度、周りから「わーっ」という歓声が聞こえた。間違いなく「わーっ」だった。



 さて、神社を出てすぐの場所が武道館入り口の田安門。



 下の写真は、お濠、牛が渕方面を撮った写真ということになる。




 千鳥ケ淵方面はボートで遊ぶ人たちが見えた。

 

 ここから坂を下ると九段下の駅がある。東西線で落合に向かうのだが、この坂の混雑ぶりがすごかった。縁日と同じ。皆さんお疲れさまでしたってな感じだ。

 

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さくら その壱


 毎年のことで申しわけなくも、また桜だ。若いころ、この花に注目した記憶などないと言っていい。桜のイメージは「貴様と俺とは同期の桜・・・」と子供のころから散々聞かされていたし、戦時中の兵隊を連想させ、どちらかといえば負の印象の方が強かった。靖国で会おうなどという台詞もいやというほど聞かされた。



 桜の花を待ち遠しく思うようになったのは50代に差し掛かったころだったはずだ。ホームページに四季折々の風情を折り込む際、桜というのは絶好の対象だった。それで、毎年のように写真を撮ったりしている内に春のイベントとして定着してしまった。
 駐車場には車に覆いかぶさるように二本の樹があるが、桜にもせっかちなヤツとのんびり型があるらしく、右側の樹がひと足早く咲き誇っている。


 ピカピカ新品の花びらは触れてはならぬような気品というものがあって、なかなか好ましい。歳を食ってそんなことにも気付いたってわけだ。

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兆し



 朝晩の冷え込みは相変わらずでも、日中の陽射しに春の予感が垣間見える。冬嫌いの当方としてはいいぞいいぞってなものだ。



 川沿いの遊歩道を歩き、今日もまた鳥たちを見ることが出来た。写真には撮らなかったが、あちこちに放り投げたと思われるペットボトルなどがあって景観を損ねているわけだが、心無いというか心貧しいバカはどこにでもいるらしい。



 川岸で休憩するらしいサギ。


 赤い靴のカモも健在。



 仮面のように見える。


 何はともあれ春が近いのはありがたいことなのだ。

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酉年は終わったのに


 以前よく行った遊歩道を久し振りに通ってガッカリした。道は広く整理されて山道を歩くような趣は消えた。そこらの道と同じじゃねえかってなかんじで情緒も何もない。



 しかもこの時期は葉の落ちた樹ばかりが目立って寒々しい。



 ここではカワセミやカルガモと遭遇して「なんてこったい」と驚いたことも度々あった。今日も何かいないかと目を凝らすが、この季節じゃ期待はできない。そろそろ道を逸れて家へ向かわなきゃと思った瞬間、目に入って来たのが救世主というか白い鳥。「オオーッ」ってなものなのだ。
 頭頂部の毛が立って今風の髪形になってはいるが、サギの一種らしい。スナップを何枚か撮り終えたところで「もう、よござんすか」とでもいう風にフワッと飛び上がって消えた。サービス精神豊かな鳥だった。



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さくら、さくら


 午前中に用が済み、さて桜の季節だ、このまま帰る手はないってんで、お花見気分を味わってみようと思い立った。上野はごった返しているだろうし、靖国はいいのだけどなにしろ神社だからくつろぐものでもないし、そうだ新宿御苑がいいと決めて新宿に向かった。新宿門の屋根越しに桜が見えて「おーっ」ってなものなのだ。


 人出は多い。外人さんの姿が目立つ。中国系の人たちも多く、もしかすると日本人より多かったかもしれない。やたら中国語が聞こえた。



 ソメイヨシノはすべてが満開ではなかったが、八重桜など満開の樹もあってスマホをかざす人が引きも切らない。



 新宿御苑は上野公園とは違い酒類の持ち込みは禁止されている。4時半までで入場は4時まで。だから、ここでは飲めや歌えのどんちゃんというものはなく、どちらかと言えば静穏な空気が流れる。



 所によっては花が人の上に覆いかぶさるように咲いていたりする。見上げるようにしなくても手元の桜を撮ることができた。



 みんながみんな桜だけを見るでもなく、広い公園内でぼんやりと時間を過ごしている人も多い。ま、いい時間だ。



 で、とにかく桜だ。




 色とりどりで「これでも同じ桜なのか」などと言いながら圧倒される。















 御苑はなにしろやたら広く、桜も約1100本が植えられているらしい。それを全部付き合うのは無理ってなもので、今日の場合は千駄ケ谷門から抜け、千駄ケ谷駅から新宿に戻ることにした。それでも1時間ほどは歩いた。久し振りにいい空気を吸ったぞってな感じで気分は上々。しらしながらドッと疲れて、帰宅後は痴呆状態に突入と相成った。

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