☆☆☆

現役続行と引退


 WBC世界バンタム級王者の地位を6年間守った山中慎介の最後のタイトルマッチを見た。昨年8月にWBC世界バンタム級1位のルイス・ネリー(メキシコ)と対戦し初黒星を喫し王者の座から陥落。この時のネリーにはドーピング疑惑などもあった。3月1日に因縁のネリーと再戦し敗れ、35才まで続けた12年間の選手生活を終えると発表するに至った。もちろん、長きに渡っての健闘を称えるものであって、決して敗戦を責めるものではない。
 前回はドーピングだったが、今回のネリーは体重オーバーで、試合前にベルトは剥奪されているという状況だった。



 勝てなかった。体重差などを指摘する向きもあるが、いいところを出せないままに1ラウンドからダウンを奪われ、2ラウンドでKO負けとなった。
 当方はどちらかと言わなくともか弱いバンドマンに過ぎないわけで、殴り合いなど好きなわけがない。しかしだ。このボクシングという恐ろしいスポーツには惹かれるものがあるのだ。最も原始的な格闘技であり、言い訳など一切通用しない過酷な世界だ。倒れるまで戦うという単純さに参ってしまうのだ。相撲だって相当なものだと思うが、相撲にはここから出たら負けという救いがある。そりゃ、ま、相撲が倒れるまでというものだったら、怪我人続出で一場所持たないかもしれないけど。
 一方、相撲の稀勢の里の6場所連続休場が伝えられる中、イチローは44才で古巣に戻って現役続行というのが素晴らしい。彼は50才まで現役との夢を抱いているらしい。メジャーでは40代後半まで現役生活を続けた選手は何人かいるが、米全国紙のUSA TODAYは60才まで現役を提唱している。
 あたしら、演奏家は自分が言い出さない限り生涯現役は可能なわけだが、何もオファーがなければ「現役のつもり」ってなことになってしまう。そこで、雨の日も風の日も極寒も猛暑も何のその、練習に通って既成事実作りに余念がないのだ。
 ところで、イチローの去就が決まっていない時に、偉そうなことを言うあのご意見番の某張本が「イチローが一番心配だよね。おそらく向こうで契約してくれなければ、日本という選択があります」「戻ってほしくはないわね、もう」「いやあ、やっぱり行ったり来たりね…芝居の幽霊じゃないのにね」「日本ではやってもらいたくない。荒らされますよ、日本プロ野球界が…考えてもらわないと」と語ったという。何を言ってるんだ、何を。

拍手[0回]

コメント

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

カレンダー

05 2018/06 07
S M T W T F S
2
4 7
10 13 14 16
17 18 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

最新記事

(06/19)
(06/15)
(06/12)
(06/11)
(06/09)
(06/08)
(06/06)
(06/05)

アーカイブ

最新コメント